気になる症状
右膝の痛み(2年前から続く)
- 2週間前に整形外科でヒアルロン酸注射を受けた
- これまでに3回のヒアルロン酸注射を実施
- 夜中に痛みで目が覚める
- 仰向けで寝られず、右を下にして寝ることが多い
- 痛みの場所は膝の外側(病院では「内側半月板の損傷」を疑われたが、内側の痛みはあまりない)
- 歩くと痛みが軽くなる(通常、ケガや炎症がある場合は歩くと痛みが悪化する)
- 朝起きたときが特に痛く、日中は少し楽になる
- 以前、左膝も同じような症状があったが、今は落ち着いている
- 畑仕事など膝に負担のかかる作業はしていない
- 以前は健康のため朝ウォーキングをしていた
痛みの原因はどこにある?
膝が悪いのか? それとも腰や姿勢が影響しているのか?
気になるポイント
- 痛みの場所がはっきりしない(移動する)
- 歩くと痛みが軽くなる
通常、膝そのものが傷んでいる場合、歩くと悪化することが多いです。
しかし、このケースでは歩くと楽になるため、膝以外の影響も考えられます。
特に腰や背中(姿勢)の影響で膝に負担がかかっている可能性が高いです。
姿勢チェック
① 立ち姿勢の特徴
- 頭が少し前に出ている
- 背中がやや丸くなり、胸が開きにくい
- 腰が後ろに引ける「スウェイバック姿勢」
- 骨盤が後ろに倒れ、股関節と膝が少し曲がっている
② 体の動きのチェック
- 背中を丸める動きは問題なし
- 背中を反る動きが苦手(腰が代わりに動いてしまう)
- 体をひねる動きも少し制限あり
姿勢と動きの問題から分かったこと
- 背中(胸のあたり)が固くなって動きにくい
- そのため、腰や膝が代わりに頑張ってしまい、負担が増えている
- 歩くときに膝がしっかり伸びず、体重を支えきれなくなっている
また、腰の反りが強く、神経が圧迫されやすい状態になっている可能性もある。
そのため、仰向けで寝ると違和感があり、横向きで寝る方が楽と感じているのかもしれません。
改善のためのアプローチ
① 膝の動きをスムーズにする
- 膝がしっかり伸びるように調整(内側半月板への負担を減らす)
② 胸の動きを改善する
- 背中のストレッチやエクササイズで、腰や膝への負担を減らす
③ 呼吸と姿勢を整える
- 正しい呼吸の練習で、体のバランスを整える
今後の方針
まずはこの3つのアプローチを試し、膝の痛みがどう変わるかを確認していく。
痛みの変化を見ながら、必要に応じて施術計画を調整していきます。