リンク:右肩オペ後左のお尻が寝起きで痛い 70代 女性 お好み焼き店主
気になるところ(8-9月下旬/週1回ペース来院)
- 既往の「腰部前方すべり症)からの臀部―腰部痛
- 今現在は寝起き立ちあがりの際に気にしないといけない痛み
- 夜間痛は無い
- どうしても姿勢が前傾位から戻れない
- 理由として腰部痛
- 姿勢からの関連痛で膝内側の痛み(鵞足)
- 膝の痛みから下肢CKCの状態でご自身の痛みの回避行為(内股)にしていた
- 内股にすると膝の痛みが軽減する事は判明しているとの事
評価と仮説
1)姿勢評価
前額面
胸郭右回旋
肩甲骨外転下制
矢状面
骨盤後傾
腰部を支点に前傾
亀背はそこまで感じない
但し上部胸椎(th1-3)は屈曲している
股関節外旋・軽度屈曲
下腿外旋・軽度屈曲
足部うちがえし
追記:諸問題はあるが、先ずは腰部痛と姿勢(腰部を支点に前傾姿勢)を修正、関連痛を少しでも修正する
2)動的評価履いて身を伴うので前回のデーターからの引用とした
3)他評価
本来、腰部前方すべり症の既往
つまり伸展姿勢は更に椎体が前方移動してしまう故の痛み、回避行為からのCPAとしての姿勢と考えた。
椎体を前方に滑らさない手段として腹圧UPと腸腰筋+多裂筋の同時収縮を賦活化する事を考える。
腹圧評価の方法として、術者が徒手で腹圧上昇を故意的に促す→その状態で起立を行うと痛みが減少する事を認めた。
コンディショニング
- 腹圧上昇の手段として趣味の「詩吟」をして頂く
- 先ずは座位姿勢で行い、可能になると立位でも行うようにする
備考
実は詩吟で好転反応があったがその後報告は次回