気になるところ
右臀部痛
- 車の運転20分程度で右臀部に奥深く強い痛み
- 起立時にも痛み
- 就寝時に寝返りでも発痛
- 過去10年以上前にも同様の痛みの既往
- 今回はたまらないので整形外科に受診
- 腰部の神経症状を疑われるも画像所見なし
- 所見無いため、鎮痛剤以上の処置も無し
- 以前ハリ治療には行くも、好転が無かった印象から今回は整体院を探す
- カイロプラクティックなど骨を操作されるのは嫌い+通いやすい近所を探す
- ネットで探していたらスポーツ整体と言う事で該当するのか?であるが連絡
評価と仮説
色々と悩まれてかつ初めての整体と言う事で、インフォードコンセントをしっかり行い不安を取り除き評価に移る
1)姿勢評価
前額面
胸郭左回旋
※追記:体幹が左回旋するとCKCである足底ー右股関節は外旋位へ誘導されやすい(股関節過外旋)
矢状面
前方頭位
胸椎屈曲
骨盤後傾
股関節軽度屈曲
膝軽度屈曲
※追記
足底部MPへの皮膚肥厚、踵皮膚が柔らかい事からも前荷重している姿勢が分かる
動作評価
屈曲(ー)
伸展(+)胸椎の伸展ROMが極度に少なく、頸部へも伸展運動波及しない
回旋(+)体幹右回旋ROM低下、右外腹斜筋・前鋸筋のオーバーストレス
右臀部近辺の問題部位評価
- 梨状筋症候群の疑い(主訴・姿勢評価ほかから)
- ボンネットテスト(+)
- フライバーグテスト(+)
- 梨状筋自体の加圧で痛み、対側健側側はほぼ無痛
- 梨状筋症候群の疑い濃厚→エクササイズにて伸展すると痛みが軽減することが分かる
コンディショニング
- 梨状筋伸展エクササイズ
- 胸椎伸展エクササイズ
- 右前鋸筋ー外腹斜筋リリース
- 呼吸法からの腹圧向上
備考
7日後に経過観察を行い、今回の仮説がどうなのかを再検証し予後観察を行いたい。
ドライバー(一次原因)は姿勢にあり、また胸郭の左回旋からの股関節過外旋+立位安楽姿勢時に右脚へ荷重の癖があるとの事。
ここを恒久的に改善する必要性がある。