気になるところ(2回目7日経過)
- 通常の歩行痛は痛みなくなる
- 練習はお休みした
- 本日ご来院後にこれからサッカーの練習に行く
- お母さまより「偏平足が無くなる」
- お母さまより短期間で「姿勢が変わったとの事
仮説と検証
1)姿勢評価
前額面(-)
矢状面(-)
2)動的評価
屈曲(-)
伸展(-)前回の伸展制限がわずかに好転
回旋(-)
3)主訴部位の評価(右足部)
- 健側左と患側右の内側縦アーチ比較をしても同じの湾曲を認める
- 前述から、やはり患部の炎症と腫脹があった事を物語る
- 患部の圧迫強度を上げるとやはりまだ痛みを感じる傾向がある
- 術後も若干の足関節背屈位での立位姿勢を認める(重心前方)
- 前述から、床反力を足底腱膜ー下腿三頭筋を使っている傾向が否めない(重心を後方へ相殺)
上記から姿勢改善と床反力を下腿で生む戦略を書き換える必要がある。
- 胸椎―胸郭の可動域拡充
- 成長期に於いて特に、アウターマッスル強化より腹部コアの向上
- 歩様時の、ミッドスタンス→ターミナルスウィング→プレスウィングを変える
- 変えるポイントとして、ウインドラスの巻き上げ現象からの過負荷を減じる
- そのためには股関節の伸展ROMの拡充をもう少し行いたい
- そのために下肢の筋緊張を抑制するホームエクササイズや練習後のクールダウンも必要と思われる
コンディショニング
- 胸椎伸展エクササイズ
- 胸式呼吸指導
- 股関節伸展エクササイズ
- クールダウン指導
備考
基本練習を休まないと痛みは減じない。
しかしながら、本人は少しでもやりたいとのご希望を叶えるための最大限努力はした、今後7日後に経過確認を行い消炎過程と成長期に準じた漸進的なトレーニングを伝えたいと考える。
どうしてもアウター強化に傾倒し、フィジカル強化に特化したがる傾向があるが骨端線からの大切な成長期、無理をすれば今後に問題が起こりやすいのでお母さまには伝えた。