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右足の歩行痛 12歳 小学生 サッカー部

気になるところ

 

右足の痛み

  • サッカークラブチームに所属
  • 練習中からの痛み
  • 4-5年前サッカーを始めた
  • 2年前くらいから整骨院様のお世話になる(膝―足底痛)
  • 1年前くらい右足底部の痛みで「シーバー病」と言われ電気治療
  • 問題点の急性と慢性の繰り返しから、チームトレーナーからインソールを施術
  • しかしながら14日前くらいから耐えれない右足の日常歩行痛

 

 

 

仮説と検証

先ずは姿勢評価を行う

 

1)姿勢評価

前額面(-)

 

矢状面

前方頭位

胸椎軽度屈曲

腰椎過伸展

スウェィバック姿勢

 

2)動的評価

屈曲(-)

伸展(+)腰椎主導の伸展動作で胸椎しない

回旋(-)

 

3)主訴部位の評価(右足部)

  • 朝起きた時からの歩き始め痛み
  • サッカー練習後も痛み増強
  • 日中痛みが治まると忘れる事もある
  • 疼痛箇所を他動的に触知→踵より内側縦アーチの痛み
  • 前述から「シーバー病」では無いのでは?
  • 骨棘でもないのは、疼痛箇所が時として変化から軟部組織の可能性大
  • お母さまから右足のアーチ無さを伺い「偏平足」と言われる
  • 前述「偏平足?」は炎症にて足底腱膜炎を起こしているのではなかろうか?
  • ウインドラステスト(+)
  • 前述から足底腱膜の深部炎症を疑いアイシング→20分にてやや好転を認める

 

 

 

コンディショニング

  1. 右足底部のアイシング
  2. 胸椎伸展エクササイズ
  3. 垂直知覚の修正から姿勢制御の再学習
  4. 運動を少し休んで頂く(消炎)

 

 

 

 

備考

 

7日後に経過観察を行いアイシングの可否を確認する。

 

今回そもそもの足底腱膜炎の由来を考えた際に、足関節戦略を使い前傾姿勢傾向にある事が判明、つまり腓腹筋+足底の組織にてCPAを使い姿勢の立て直しを行う可能性が濃い。

 

つまり姿勢制御の書き換えをしないと(APA賦活化)今後も同様の問題を起こしやすい。