リンク:仕事で毎日重量物運搬し腰が痛い 40代 男性 工務店資材配送
気になるところ
腰痛残存尾違和感に近い痛み
- 仕事をするとやはりだる痛み
- 今回70kgくらい砂を袋詰め梱包した
- 右から左の様に積載作業、荷下ろし作業も付随
- しかしながら以前の様な腰が抜ける痛みは無い(NRS8→4-3)
- 自宅でくつろぐ際はNRS2程度まで楽になる
評価と仮説
1)姿勢評価
前額面(-)
矢状面
前方頭位
直立蹴腰椎に見える
腰椎過前彎
臀部が後方へ引けている
2)動的評価
屈曲(-)
伸展(+)腰椎主導、胸椎伸展運動追従なし(自動・他動)
回旋(-)
上記から考えられる要因
- 胸椎伸展制限が上行性・下行性運動連鎖を起こし矢状面に於いての姿勢異常をしている
- 上行性では前方頭位
- 下行性では腰椎過伸展
- 今回の問題では腰痛なので、特に腰部過伸展方向での痛みが有る
- 仕事で重量物の運搬や持ち上げをコアでなく骨+脊柱起立筋群を過使用
- 結果的に起立筋は腰椎過伸展+胸郭の回旋制限(片側屈曲+対側伸展制限)を引き起こし、動作の不自由さを引き起こす
- やがて動作が現状のボディスキーマに書き換えられてしまい、代償運動が痛みを引き起こしたと考える
コンディショニング
- 腰部アイシング
- 胸椎伸展エクササイズ
- 腹圧向上エクササイズ
- 垂直知覚賦活化からのAPAsのトレーニング
備考
ご自宅でもエクササイズを前回指導したが、なかなか定着は困難。
ご自身が楽になる過程とエクササイズの因果関係を認められると良い、しかし実際はなかなか心因的な部分までは介入困難である。
今後もエクササイズを続けながら、APAの賦活化ほかボディイメージの変換を推進するのが早道であろうと思うのだ。
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