気になるところ
ストレートネックからの首痛と倦怠感
評価と仮説
1)姿勢評価
前額面
胸郭右回旋
矢状面
前方頭位
上部胸椎屈曲
スウェィバック姿勢
骨盤後傾
股関節過伸展
2)動的評価
屈曲:(+)腰部が胸椎に同調しない
伸展:(+)腰椎主導型伸展位、特に下部腰椎の過伸展が見受けられた
回旋:(+)体幹が左回旋しにくい
3)他評価
矢状面での「スウェィバック姿勢」が気になる、事務職故に座位姿勢が長く骨盤後傾位の連続→からの腹圧低下が否めない
4)ストレートネックに対しての評価
胸椎th1-3-6の伸展可動域が他動的に評価してもROMが無い、つまり常に頸椎が屈曲位を示すので目線を上を上げる際、頸椎中間部の過伸展を余儀なくされている→胸椎の伸展ROMの確保が求められると考えた
コンディショニング
- 胸椎伸展エクササイズ
- 腰椎屈曲エクササイズ
- 外腹斜筋ー前鋸筋他fasicaのリリース
- 前庭リハビリ
- 垂直知覚の再構築
備考
前述したが、事務職故に1日のうちに8時間を週5日間常に座位でいる。
足底から脳へのメカノレセプター他神経終末を介し足底刺激が少ない、何故ならば体重を坐骨でも受けているからで、その減された感覚情報を元に脊髄視床路が情報を受け取り、錐体路また錐体外路を経ての姿勢維持は本来の姿から逸脱したボディスキーマを創る。
つまり座りっ放しは姿勢が崩れる要因になると考えるのだ。