リンク:2年前から腰痛が酷く整形外科と併用してでも楽になりたい 60代 男性 元事務職
気になるところ
腰椎ヘルニア・腰部脊柱管狭窄症からの左下肢屈曲痛
- 7日後の経過確認→変化なし
- 胸式呼吸を意識してアップライト姿勢になって来た感じがある
- 庭の草むしりも相変わらずされている
評価と仮説
1)姿勢評価
前額面(-)
矢状面
ややスウェィバック姿勢(努力性の抗重力伸展活動)→コア抜けがある
前回よりかなり好転して胸椎屈曲が修正されている
2)動的評価
前回と変化なし
3)その他評価
左SLR(+)でも特徴がある
- 左下肢屈曲痛:膝を屈曲位で股関節を曲げ腓腹筋の緊張を和らげるとSLRの疼痛が始まる限界点が遅延する
- 膝伸展・屈曲いずれも股関節限界屈曲可動域から腰部響き→よく観察すると骨盤の屈曲が入ると対側腰部へ響くことが判明
- 1の膝伸展位での腰部響きは、腰痛代償性の下腿緊張だった感じがある→なので前回手技から一過性で7日後はすぐに戻る
- 骨盤後傾位が一番疼痛に影響する事が、主訴他症状をまとめながらシルエットがはっきりした感じがある
- 前回、中腰が痛いとの主訴から座位での骨盤後傾動作を確認(+)
- 腹部コアを徒手で補助し骨盤後傾動作を行うと痛みは(-)
- 腹部コアを賦活化させるエクササイズからの動作痛を確認→最初痛みがあるも回数ごとにROMや疼痛が軽減してくる
- 矢状面姿勢評価でもアップライト姿勢に好転が認められたので、疼痛の加減を見ながら、ご自宅でもホームエクササイズとして指導した
コンディショニング
- 胸椎伸展エクササイズ
- 胸式呼吸エクササイズ
- 腹部コア賦活化エクササイズ
- 椎間板への立位ー座位ー座位+前傾の負荷推移(座位前屈が椎間板へ掛かるメカニカルストレスの増大)をお伝えし伸指揮して頂く
備考
先ずは腹部コアをいずれかの方法で賦活化し、動作痛を行うように指導して行く。