リンク:夜寝がえりで目覚める背部痛2 50代 男性 会社員(造園業)
気になるところ(4回目50日経過)
- 胸椎伸展エクササイズとアイシングは自宅にて実行中
- 寝返り痛がある→目が覚めなくなる
- 寝起はNRS10→5痛みの10段階評価→NRS2程度ほぼ気にならない
- 継続して座位、もしくは仕事で立位+空を見上げる仕草はNRS8になる→問題なくなる
- 首をのけ反らすと手に痺れが出る→出ない
- じっと同じ姿勢だとやや違和感があるものの、ほぼ気にならなくなる
- 作業が変わり最近チェンソーを使い高所での伐採作業、3-4kgくらいの大型機械を使うので疲れる感じ
評価と仮説
1)姿勢評価
前額面(-)
矢状面
やや前方頭位
胸椎屈曲(th1-3:第1-3胸椎)
2)動的評価
屈曲:(+)ROM制限で痛みは無い
伸展:(+)腰椎のハイパーモビリティと胸椎のスティフネスが残存
回旋:(-)
3)他評価
- 以前と比較してスウェイバック姿勢は余り取らなくなる、腹圧上昇
- 頸椎由来の感覚異常(手の痺れ・肩甲骨回りの痛み)はかなり軽減されたと感じた
- 季節的にも気温上昇と屋外作業と言う事もあり、アイシングは継続して頂く
- 喫煙により咳の濁り感、肺気腫ほか健康障害として胸椎屈曲要素もあり禁煙を勧めた
コンディショニング
- 胸椎伸展エクササイズ
- 胸式呼吸
- 前鋸筋ー外腹斜筋アプローチ
- 垂直知覚トレーニング
備考
かなり好転されたので前回からメンテナンス期として、月に1回程度の来院間隔としている。
このまま問題が消失すればと考えるが、既往(交通事故障害)からの頸部神経症状が今回のキーポイントでもあった。
積年の肉体の劣化、また転職された事もあり作業内容(姿勢・負荷)も大きく変化したことも要因と推察出来た、何はともあれ今後も見守りたいと思います。