気になるところ
左首筋
右肩の痛み
腰痛
- 慢性痛
- 小学生の時から感じる肩こり
- 当時、同級生に首を蹴られたことがある
- 病院には行っていない
- 以降、肩こりの感じがする
- 首がのけ反れない、建築関係の仕事で天井を見るのが辛い
- 左の首筋が痛くて右へ傾けれない
- 左の肩が痛いのは仕事での左官作業で、材料を常に持ちお盆に料理を載せて運ぶような姿勢
評価と仮説
1)姿勢評価
前額面
胸郭左回旋ー肩甲骨もアライメント同調
右鎖骨下制
左鎖骨挙上
矢状面
前方頭位
頸椎中位過伸展
胸椎屈曲:th1-3第1-3胸椎 th7-9第7-9胸椎
スウェィバック姿勢
骨盤後傾
本来は股関節は前念角が大きく、内股ではあるものの立位等では骨盤後傾のマルアライメントからの運動連鎖が作用して、股関節外旋して不安定性があるようにも見える
2)動的評価
屈曲:(+)腰椎がフラットで胸椎と同調できない
伸展:(+)圧倒的に頸椎・胸椎共に伸展ROMが少ない
回旋:(+)体幹右回旋が出来ない
3)他評価ほか総合評価
- 胸椎が伸展ROM制限がある
- なので立位姿勢でCOPを支持基底面に入れるために、腰椎をスウェィバックしている代償動作
- 胸郭左回旋もあり、頸椎のスタート位置も同様のマルアライメント→頸部右側屈困難に至る
- 胸椎伸展低下→吸気が出来ない→腹式呼吸優位→腹部コアを抜く→腰椎支持が骨と靭帯依存になり痛みへ繋がる
上記から、先ずは胸椎伸展+頸椎消炎に努めることにして、7日後に経過観察を行いたいと考える。
コンディショニング
- 胸椎伸展エクササイズ
- 前鋸筋ー外腹斜筋リリース
- 腹直筋リリース
- 頸部アイシング
- 胸式呼吸
- 垂直知覚の賦活化
備考
とにかく猫背が気になる、今回1回だけのご来院では首の傾く角度の好転度合い、それとアイシングからの少し楽になったかな?程度の自己評価はここまでである。
但し矢状面の画像はスウェィバック姿勢か完全に修正されていた、th1-3の屈曲はそのままで時間も掛かると思いました。
今後時間が掛かる理由として、問題姿勢は子供の頃からの感じていた肩こりに何かしらの要因があるのかも知れない、今回のお悩みは、いかに胸椎を伸ばし正しい呼吸法を得られるようにホームエクササイズご来院を含め努力が必要です。