リンク:左肩が痛くて市販薬を飲み続ける 50代 男性 食品会社経営
気になるところ(2回目7日経過)
- 左肩の痛みは変わらない
- 前回の問診時にはそこまで思わなかったが、専門医の「頸椎椎間板ヘルニア」診断時、その痛みと場所も症状も同じと自覚した
- 実は弟さんもお父様も頸椎関節疾患があると伺う(ご本人様更にラキシティ傾向で関節自体が弱い可能性)
- なので弟さんのハップ剤など肩へ貼りしのいだ(好転なし)
- アイシングは継続→実は後で判明するが5分と言う事→効果なしで今回の経過評価材料から外す
- 胸椎伸展エクササイズ継続→エクササイズ時に左肩へ痛み→一旦中止
- 現在の左肩の痛みが睡眠障害他、日常生活に差し支えるならば投薬他処置を早めにと専門医受診を促す→まだそこ迄では無い事と、もう少しアイシングも正規時間をして様子を見たいとのお言葉にて今回の2回目に踏み切る
評価と仮説
1)姿勢評価ほか
姿勢評価他、前回と変化ないので割愛するも矢状面からの上部胸椎屈曲とスウェィバック姿勢は変化なし
つまり前方頭位は酷いままで、胸椎伸展エクササイズ痛(左肩)と伸展ROM拡充のジレンマで悩む
2)他評価
アイシング実施時間が短すぎる
当院でもアイシングを行うも、20分経過後に「冷たいから外して欲しい」などの要望も無い→つまり深部炎症の可能性も高い→もう7日間ご自宅にてアイシングを正規時間にて試して頂きたいと伝える。
相変わらず臥位になると痛みが消失し、伏臥位になると痛みが増幅する事を認めた
この事から、頸椎への抗重力方向の圧迫と長軸方向のけん引が痛み増幅する事も判明、やはり頸椎椎間の問題が可能性高いと考える。
やはり「消炎」と「除圧」を行う
- 消炎はアイシングと可能な限りの安静(お昼に寝れれば仰向けに休む)をお願いする
- 除圧はお休みになる際にタオルか何かで頭部位置の良い所(肩の痛み減少)を探し休む
- 上部胸椎の伸展ROMが少ないので他動的に出して、抜けた腹圧を賦活化し脊柱起立筋での抗重力姿勢をさせない肉体作りを行う
以上からの経過観察をしたい
コンディショニング
- アイシング
- 胸式呼吸
- 胸椎伸展エクササイズ
次回の経過を確認品しながら脊柱起立筋伸展エクササイズを用心深く行いたい