リンク:転倒が原因で立てないくらい腰が痛い2 50代 男性 工務店勤務
気になるところ
慢性腰痛
- 転倒での急性腰痛は調子良かった(消炎と共に予後経過は痛みを感じなかった)
- 今回は左胸を強打、肋骨へひびが入る
- 座位継続、しゃがんで大工仕事をすると立てないくらい痛い
- いつも外傷と共に腰部痛が発症
- 寝たら楽
評価と仮説
1)姿勢評価
前額面
胸部受傷の為胸郭部は特に評価しない
矢状面
前方頭位
胸椎屈曲
骨盤後傾
股関節外旋
膝関節外旋
足関節打返し
2)動的評価
外傷の為評価しない
3)他評価
矢状面の評価からも腹圧が抜けて、座位などの姿勢は脊柱起立筋と深部では、後縦靭帯依存のスタビリティ機構
腹横筋や腸腰筋+多裂筋のコアスタビリティがほぼ効いていない
腹横筋を徒手で入力し姿勢維持→(+)若干、体幹が起きて座位姿勢の痛みが減少する
コンディショニング
- 胸式呼吸
- 垂直知覚
- 胸郭の受傷ではあるが(下部肋骨)につき、経過を見ながらth1-3:第1ー3胸椎の伸展も促す
備考
寝たら痛みが減少する姿勢痛
今回も胸部打撲での姿勢変調から、元々猫背が更に悪化痛みで動かせない胸郭の代わりに、腰部での姿勢制御を行っている事が考えられた。
姿勢保持の感覚入力と意識するためのセルフエクササイズをお伝えし、今後も評価していきたいが出来れば1か月1回は来院が望ましい。