リンク:運転中に後部座席の物が取れない4 建築業 50代男性 積載車業務
気になるところ
- メンテナンス通院
- 1月の右肩インピンジメント兆候は消失
- 問題ない
評価と仮説
1)姿勢評価
前額面
左胸郭と左肩甲骨の若干マルアライメント有→胸郭に対し肩甲骨外転下制→伏臥位になると左肩がベッドに押され浮き上がる傾向
但し挙上RIOMも発痛も無い、以前の様に結滞動作の問題も無し
矢状面
前方頭位の傾向がある
上部胸椎に伸展制限ありそう(屈曲傾向)
下肢他スウェイバックも無し
2)動作評価
屈曲:ROMはそこまでない、無痛
伸展:腰部代償はあり、胸椎の追従性が少なく上部胸椎の伸展制限が否めない
回旋(-)
3)他評価
- 前述評価から体幹への問題点が大きい事が分かる
- ここでは画像がないが矢状面の画像からも床面から股関節まで良い状態で垂直知覚も問題ない
- つまり体幹での重心相殺はありth1-3:第1-3胸椎の伸展制限は頸椎や腰椎で代償傾向があり、そこへは動的バランスの問題点が隠されている
- 体幹を上部・下部と分けて評価を行う:TIS→(+)
- 特徴は端坐位→立位の一連動作から、胸椎に屈曲を入れてしまう動作パターンがあり、代償とも言える行為が今後の問題点に繋がると考えコンディショニングを行う
コンディショニング
- 上部胸椎伸展エクササイズ
- 胸式呼吸
- 頭部ー胸部ー腹部―下肢の連結エクササイズ
- 隋直知覚回復エクササイズ
備考
無痛でも経年からの多々知覚や各パーツの連動性が低下する、そこからの問題点は代償として生まれるので、メンテナンスの重要性が分かると共に以前の五十肩の発症プロセスも推察できる。