リンク:あちこち渡り歩いて楽にならない腰背部痛 70代 女性 介護職
気になるところ(7日間経過)
- 背部痛が残存と聞いた
- 歩行時の姿勢はやはり前屈み
- クライアント様は一人で移乗介助したから背部痛が再発したと言われた
- 起立での矢状面撮影では以前の様に猫背は無くなり、前回術後と同様に抗重力姿勢していた
- ホームエクササイズ指導にて「背部伸展エクササイズ」指導、頭部―背部ー踵が壁に着くことが苦しくなくなる
- 枕の使用をやめて頂いたから、前述が言えまた肩こり他首の慢性かたこりが減少した
仮説と検証
問診時からの気づき
- まだ背部痛はある
- 動作時の背部痛はある
- 寝て言うときは楽
- 評価時の姿勢は良いが、来院時の無意識歩行は猫背
この事から、活動時の背部痛は「歩行」と言う動作パターン変化が今回の問題点の核心かも知れない。
前回からの評価にて姿勢と動的評価は割愛、今回は自動運動での抗重力伸展活動を促通する事へシフトした
テーマ
- 腹部コアを使っての抗重力伸展活動
- 抗重力伸展活動前の背部アウター組織の遠心性収縮評価(+)と促通
これらから、他動的には姿勢を正すことが出来るレベルまで来た、今後はご自身で意識して行う自動運動促通に貢献する。
コンディショニング
- 胸椎伸展エクササイズ
- 胸式呼吸
- 脊柱起立筋遠心性収縮促通
- 立位での足圧確認と意識を上げる(踵ーつま先均等足圧)
備考
今後は前庭脊髄反射の改善もして行きたいのでプログラミングを立ててセラピーして行きたい。
但し、来院ペースを金銭的&時間的他諸事情を考えて差し上げ、月1回のペースにするので進捗も困難でありますが、足並みそろえて好転を目指したいと思います。