気になるところ(発症から3回目1か月経過)
昨年の腰痛からのメンテナンス来院(姿勢からの急性の筋・筋膜性腰痛症)
- 腰痛は問題ない
- 鼠径部の痛み(股関節外転・屈曲痛)は消失→腰痛から逃げる代償痛でもあった、前回修正からの経過は質問されるまで忘れるくらい良好。
仮説と検証
1)姿勢評価
前額面
胸郭左回旋
右胸郭の拡がりが、対側左より萎んだ感じ→右横隔膜も外腹斜筋も過緊張および圧迫痛は(-)
原因は肋骨深部に関わる肋間筋か?→胸式呼吸を行うと若干胸郭のふくらみ左右差が減少した。
2)矢状面
若干の前方頭位
顎を上に向ける姿勢をしたがる
やや猫背
胸椎の伸展制限があり、特に上部胸椎に伸展ROM(可動域)の問題あり、セラピストが徒手で伸展を入れても胸椎が追従しない→骨・関節性の伸展ROM制限
2)動的評価
屈曲:屈曲ROM少ない(+)
伸展:胸椎伸展しにくい(+)
回旋:左回旋(+)
伸展動作は腰椎主導で、腰椎主導で動作を作る。
更に、顎を上げる傾向があるのは脊柱起立筋からの抗重力伸展活動で同側性運動リズムを起こしている。
この事から、抗重力伸展活動の成り立ちを対側運動性リズムに置換し、多裂筋と腸腰筋の賦活化を行い姿勢を作る運動パターンの書き換えを行う必要性を見出す。
コンディショニング
1)胸椎伸展エクササイズ
2)僧帽筋下部繊維トレーニング
3)胸式呼吸トレーニング
4)脊柱起立筋遠心性収縮促通トレーニング
備考
昨年から続く姿勢からの急性腰痛の経過他一旦終了としたい。
来月からまたメンテナンスとして1か月に1回ペースにてご来院のご提案をしました。
再発しない体づくりを目指しクライアント様と共に歩んでいきたいと思います、何故なら人生に於いて大きいぎっくり腰は3回他慢性的腰痛が潜んで、今後大きな問題へ移行しない為です。