リンク:昔からの腰痛が2年に1回は出る 30代 男性 製造業機械加工
気になるところ(来院経過3日後)
1)痛みがかなり激減NRS9→3(痛みの10段階評価)
2)アイシング2日継続で痛みが現在値になる
3)動きの終末(関節可動域最後)が残存している、あまり油断して急には動くのが怖い
4)右大腿部外側の痺れはあれから出ていない
仮説と検証
1)痺れもあり神経性の腰痛の懸念もあった、しかし経過の過程で痺れ再発や力抜けなどの問題がない→筋骨格系だけの問題と思える
2)3日経過後にて応用に急性筋性腰痛ならば好転反応が出始める、実際には来院間隔をもう1~2日伸ばしアイシングの継続をしたいところ、今回はお仕事のご都合も勘案して早めに来られた、なのでアイシングはもう少し継続して頂く
3)今回の腰痛発症の原因として、胸椎のモビリティと腹部のスタビリティ機能低下、および重心の取り方を背部アウターである脊柱起立筋過使用のものと前回の流れからも考える
4)3から抗重力伸展活動を作るにあたる姿勢筋の賦活化と、胸椎の可動域確保を今回も行うと考えた
コンディショニング
1)胸椎伸展エクササイズ
2)コアの賦活化
3)胸式呼吸からの姿勢作り
4)僧帽筋下部繊維トレーニング
備考
1か月後にこの経過を確認したいと伝えた。
姿勢制御の修正は今までのボディイメージが強く、なかなか変えれない事からも時間を要すし確認も必要となる。
姿勢制御の方法改善をやらなければこれからも繰り返す腰痛が起きる。
また、少年野球の指導者であるクライアント様は今回のエクササイズも、子供たちのパフォーマンス向上に役立てて頂ければと願います、成長期はパワーよりこうした成長の中でのヒト機能の確立でもある事をお伝えしました。