気になるところ(7日経過後)
1)来院後、アイシングを始めて安静痛3日後消失、距腓靭帯を表皮から強く圧迫しても痛みがないとの事。
2)歩行痛も4日後には気にならなくなる
3)NRS10→3(痛みの10段階評価)
4)床などの低所から立ち上がる際に痛みが有る
5)立ち上がる動作を確認すると、右足を横に出す女子座りからの立ち上がり(股関節内旋内転からの踏ん張り)→下腿骨間膜辺りへの痛みが有る。
仮説と検証
1)腓骨周辺への発痛動作を更に分析→動作に於いて、疼痛変化(増強?消失?)を探す
距腓靭帯の消炎に伴い、要因の一つとして除外するために座位で足首を固定し股関節と膝だけで大腿を内転内旋を行うと発痛を認める。
この事から、発痛場所は下腿骨間膜辺りで動作は足首を捩じらなくても起きる事が判明
更に腸脛靭帯刺激ー大腿筋膜張筋と、腸骨稜の内側へ指を入れて刺激しながら動作を行う→幹部への動作痛が消失→2関節以上を跨いでの発痛原因は関節ではない、関連性が少ない事からも筋膜の滑走性の問題と考えた。
ちなみに重心の前方移動(猫背)からの足関節への過負荷の懸念も画像確認を行う→胸椎伸展エクササイズの自宅励行で解消された。
コンディショニング
1)大腿ー下腿の筋膜滑走性向上
2)th7-9(第7-9胸椎)の伸展
3)胸式呼吸からのインナー賦活化
備考
NRS1になりほぼ気にならなくなる、県外の遠方で片道2時間半かかる、故に1か月後にまた経過観察させていただく事にした。