気になるところ
1)サイクリング中に急に右頸部の痛み、当分動けなくハンドルにうつ伏せになる
2)元々交通事故での頸椎捻挫があり、それ以降肩こり感が抜けない
仮説と検証
1)実はサイクリングの同行者で、標高600Mで外気温31℃の場所を平地から8-10%勾配含み往復90km走り、帰路途中の60km地点で発痛、ハンドルを引き頸部へ圧迫刺激や顎の噛みしめ等、メカニカルストレスを頸部へ与えつづけた。
2)1でもあったが外気温が高く、汗もかき体内から水分も抜けて条件が悪く、熱中症の歴もある事から耐性がないのでは?
3)既往の交通事故障害もあり、慢性的な肩こりとそのアライメントから胸椎伸展も少ない可能性→乗車姿勢で中位頸部を過伸展して神経経路もコンプレッション。
4)右胸鎖乳突筋に痛みを感じているようなので、そこへ過負荷し受傷した疑い
コンディショニング
1)右胸鎖乳突筋へボトル水(氷水)から氷嚢を取り出しアイシング、受傷痛がなくなるまで当てた
2)胸椎伸展促通
3)補給水(電解質も入れた)
備考
コンディショニングで首の可動痛は減少、発症時激痛との事だがアイシングご軽減した事からも幸いにしてそこまでの受傷ではなかったのかも知れない。
これで何とか帰着、その際と翌日に痛みを確認したが回旋運動も伸展も可動痛ほかもちろん安静痛も消失したので、日を改めて来院して頂き慢性的な肩こりについてコンディショニングする事をお勧めした。