参照
脛椎ヘルニアと頭痛が酷い 30代 女性 鉄道乗務員
7日目経過気になるところ
1)右頭痛で特に右側頭部から頭頂部への痛み
2)脛椎右回旋すると首の痛み残存、既往である脛椎ヘルニアの痛みは減少したものの、NRS8→6程度残存。
前回初見ではNRS7まで、今回は更に痛みの数値化では減少しているように思えた。
仮説と検証
1)脛部の炎症はまだあり、初見で伺った「旦那様に揉んでもらう」事が今回更なる悪化を生んだ可能性は否めない。
2)アイシングが効果していることからも、既往脛椎ヘルニア悪化(炎症)は間違いない
3)2からの炎症で脛椎回旋痛も頭痛も関係性を考えこのまま経過観察
4)脛椎ヘルニアの一因として、脊柱起立筋を使い起き上がりや良いと思う姿勢を維持、深部の多裂筋を使わないボディイメージが固定。
消炎次第そこへ手を入れていく
コンディショニング
1)脛椎のアイシング継続
2)起立筋を無負荷(伏臥位にて重力と体重の影響を抑え)からの脊柱起立筋弛緩エクササイズを行う。
14日経過気になるところ
1)若干の頭痛は残存するが寝れないくらいの痛みではなく、違和感までに落ち着くNRS3程度
2)右に向いた際に首の痛みがある、これはほぼ無痛になるとの事で炎症がかなり引いた事がわかる。
仮説と検証
1)頭痛も既往の脛椎ヘルニアからの影響も考えられ、もう少しアイシングをしてみる価値はある
2)本件にはあまり書かなかったが、既往で腰椎椎間板ヘルニアもあり、脊柱起立筋群の過緊張を取り去り、正しいインナーを使う姿勢作りを行う事が再発防止にもなる。
コンディショニング
1)脛部のアイシング
2)脊柱起立筋の弛緩
3)多裂筋+腸腰筋の同時収縮練習
4)腹横筋の賦活化
備考
実は4回目があり、ほぼ頭痛も無くなりメンテナンス期に入ることになる。
月1回は経過確認とメンテナンスを行いたいと考えます。