気になるところ
左膝の痛み
数日前から膝の痛みがあり、来院当日の朝いよいよ階段の下りが激しく痛み、朝はしゃがむ動作(膝の屈曲)が可能。
しかし出社していざ書類など低い位置から取ろうとしてしゃがんだ際に、激痛と曲がらない感じがした。
クライアント様は、身体が捻れて思うような動作が不可能になり膝へ過負荷したのでは?との事でした。
仮説と検証
1)いきなり左膝の痛みが出たわけではないので考えられる可能性を下記に挙げた
以前からも時おり膝前部痛を言われたことがある(約2年前くらい)、今回は内側半月板の浅部に腫れがあり鷲足炎のように見える。
身長に対し体重が重い気がした
加齢による骨組織の疲労と老化
愛猫を肩に乗せて散歩(8Kg)で荷重の支点が地面より遠い、歩様が変化しているのでは?
今回の問題は真の原因も去ることながら、患部の炎症と腫れを認めたのでアイシングが急務、先ずは消炎と痛みを緩和し膝が曲がりやすくすることと考えた。
コンディショニング
1)患部アイシング20分、これでNRS8→4程度になったとの事、腫れが少し引いて曲げれるようになる。
2)膝伸展時もスクリューホームムーブメントが完全ではなく、膝の荷重時ロッキング機構が不十分で上司を支えれない不安定さ、大腿と下腿のハンズオン(手技)にて完全伸展を促す
3)膝の伸展動作(筋)にて歩行を行う「大腿四頭筋歩行」をされていたので筋ダメージが大きい、その原因は胸椎の伸展制限でつまり猫背、胸椎伸展を促す様にハンズオンとエクササイズ
4)膝のテーピング固定のアドバイス
備考
原因がわからない突発的な痛みでも、応用として以前からの何かしら変化はあります。
今回は「膝前部痛」→「膝内側痛」に変化した症例となります、なので消炎した時点から姿勢修正を行いたいと考えます。