気になるところ
身に覚えのない左股関節の痛み動作痛:あぐらをかくと鼠径部(コマネチとギャグに使われる部位)痛可動域(動く範囲)も健側右比較では全く動作できない
何も無いのに痛みは起きないので、カウンセリングを行う中で原因を探るその中で畑の草むしりや玉ねぎの収穫作業、その時期とリンクしている可能性がある。
なので膝を曲げて荷重する体勢が多く大腿の膝伸展機能から、大腿四頭筋の遠心性収縮(踏ん張り動作)ほか類似要因から仮説した、なので膝ー大腿の中で何かヒントが無いのかと確認を行う。
仮説と検証
1)前置きでは書いたものの、股関節自体の問題点を確認しておく
先天的な股関節臼蓋形成不全などの問題→なし
安静痛の有無→なし、発痛はあくまでも胡坐をかくと言う特定の格好だけ、dしかもその格好だけ動作が出来ない制限がある、立位安静時や歩行なども動作痛も無い
股関節骨頭と臼蓋の固定力確認腸腰筋と内閉鎖筋の同時収縮を促しても、胡坐の様な動作では痛みが顕著
2)関連痛の有無腰部→実際に反り腰で、腰部の痛みは現状無いものの臀部に鈍い痛みを感じる事があり、のけ反る動作が苦手で狭窄傾向にある
膝→問題ない、しかしながら患側左は大腿内側に拘縮と圧迫痛がある。
3)大腿内側痛と拘縮・股関節可動痛の評価大腿内側の組織をセラピストが徒手で緩めながら胡坐をかく動作、これで痛み軽減の傾向
内側広筋:膝伸展(荷重時) 股関節屈曲(非荷重時)
縫工筋:股関節屈曲 外転 外旋
上記から:玉ねぎ収穫や草むしりからの連続した中腰動作(連続何時間も)から、内側広筋の遠心性収縮(重力や体重で膝が曲がるのに対し抵抗)で疲労、膨隆ほか浅部にある縫工筋を押し上げ滑走性低下
この事で股関節の動きも制限が掛かり、動作痛に至った可能性が高い
コンディショニング
1)縫工筋と内側広筋周辺のfasica(筋膜他)と滑走性改善の徒手
NRS8→2程度になる(痛みの10段階評価)
可動域が健側と患側対比であぐら動作がほぼ変化ない程度までになった(外旋+外旋)