気になるところ
姿勢の崩れ
猫背
反り腰
姿勢の崩れから来る慢性的な肩こり
仮説と検証
1)猫背(亀背)の原因は不明だが・・幼い頃?から外反母趾がある、お子様(高校生)もあり本態性なのか?そこがあるのか?→前方へ荷重が掛かるのが苦手なので背中を曲げて後ろへ荷重を戻す?クライアント様談→歩行の過程からの外反母趾と考えるので可能性は低い?
2)事務職で常に机に向かい仕事をしている、10年前までは現場作業でそこまで自身は肩こりを感じていない。
3)反り腰は重心を支持基底面に落としたい、その想いから受動的に重心を前方へ突き出すべく行う→腹横筋の緩み
4)実は以前にも来院歴あるお方なので、1の亀背修正に胸椎を反らせるエクササイズを指導行っている(約1か月)、しかし進展がなかなか見えず硬さが残る(背中が伸びない)
5)4から実際に仰臥位でセラピストがth2-3(第2-3)胸椎を指で持ち上げる、通常なら身体がしなり首が持ち上がらないが、今回は首が持ち上がり胸椎も伸展出来ない。→胸郭前面のFasica(筋膜とその他の組織)が過緊張を起こし伸展動作の邪魔をしている。
コンディショニング
1)胸郭前面Fasicaの弛緩を行い再度セラピストのth2-3を使い受動伸展させる→頭が持ち上がらなくなる、胸椎伸展可動域の増加。
2)ご自宅での胸椎伸展エクササイズ継続
3)腹横筋トレーニングにて、立位姿勢(骨盤前方スウェィとお腹の突き出し)を抑止
備考
背中が曲がらない際に良く注目されるのは胸椎の動き、しかしながら原因は多岐に渡るのでもちろん胸椎自体のROM(可動域)低下もある、しかしながら伸展運動に際しモーターコントロール低下や、胸ー腹部のFasica過緊張と言う要素もある、なのでその部分も含めて好転要素へ繋げて行きたい。