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背中がぴきぴきする違和感2 40代 男性 会社員(デスクワーク中心)

 

リンク:背中がぴきぴきする違和感 40代 男性 会社員(デスクワーク中心)

 

気になるところ(7日経過観察)

 

1)胸部の「ぴきぴき感」はあまり気にならなくなる、NRS8→2(痛み10段階評価)

 

2)子供に背中を踏んで貰わなくても良くなった、背骨を伸ばすエクササイズは継続中

 

3)右の肩痛み→結滞動作
正確な原因(覚え)は無いが、6-8時間仕事で車を運転し続ける


元々、運転は得意ではなく特に社用車でありハンドルを握りこみ引っ張る癖があり、長距離を運転すると母指球が使い痛みになる。

 

 

 

 

 

 

仮説と検証

 

1)胸郭の伸展痛と屈曲度合い
胸椎の伸展度合いは時間経過が必要で、先ずは起床時のこわばりや痛みがかなり減少した、今後定期的にご来院頂き経過観察の必要がある。

 

2)努力性の抗重力伸展活動
まだ胸椎の伸展可動域が拡充していない、故にやはり腰部をスウェィバック姿勢が残存、これは鏡を見ながら胸式呼吸継続にてボディイメージの修正を図る。

 

3)右肩関節の結滞動作痛
これは自動車運転からの疲労痛と考え、直接の本症状との関連痛ではないと考える。

 

但し前回も体幹回旋アライメント異常(センターが右より)なので、右肩鎖関節と胸鎖関節が圧縮を受けてクリアランスを減じている事は関係。

 

また上腕関節自体の可動域と痛みは少なく挙上からバックショルダープレスの動作(無負荷)はそこまで発痛しない。

胸椎伸展他、体幹左回旋を促通し結滞動作痛の軽減を試す。

 

 

 

 

 

 

コンディショニング

 

1)前鋸筋・腹斜筋ハンズオン(手技)

2)胸椎伸展エクササイズ

3)胸郭左回旋促通エクササイズと左大胸筋・小胸筋ほか回旋腱板付近の組織をハンズオン、胸鎖関節・肩鎖関節のクリアランス確保を行う。

 

その事で肩甲上腕関節の動きを補助し、可動域の拡充と動作痛の軽減に努めた。

 

 

 

 

備考

 

クライアント様にはお伝えしたが、胸椎の伸展可動域ほかその抗重力伸展活動からの姿勢作り(ボディイメージ)の修正は、1か月後程度に確認が必要となる。

 

諸事情にて直近のご来院は困難なので、ホームエクササイズを併用し好転を目指すと考えます。