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腰椎脊柱管狭窄症からの右坐骨神経と腰痛4 40代 男性 会社員 溶接組立工

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気になるところ

 

腰部脊柱管狭窄症経過

  • 前回(1か月前)臀部痛は3日後?に好転していた※7日間中気が付かないうちにと言う感覚
  • 問題ない

 

 

 

 

姿勢評価と仮説

 

1)姿勢評価

前額面

胸郭左回旋ー右外腹斜筋緊張?ただし押圧に対し痛みは無い

 

矢状面

問題ない

 

3)動作分析

前屈(-)

伸展(±)やや伸展動作に腰部の動作依存性はある、しかし以前の様に胸椎の協調が全くない訳ではない

回旋(-)ほぼ左右差は無かった

 

 

 

 

評価と検証

  1. 矢状面の姿勢が好転し、抗重力伸展活動が行われている
  2. 脊柱起立筋の代償性伸展動作が消失、伏臥位に寝ている際は重力方向の変化から、ちゃんと起立筋の緊張が抜けて柔らかさが出て来た
  3. 何よりも動作に不安感がない
  4. 今現状でも着座には気を付けて、スクワットに近い動作で椅子に座るよう心掛けている
  5. この事から、腸腰筋+多裂筋の活動が賦活化され、抗重力の際に骨組織以上に内在筋が支持を強め、神経系への阻害を弱めたと考えた
  6. 今後の肺気腫リスクと肺の萎縮から胸部伸展運動阻害、つまり喫煙から伸展動作障害の可能性もあるので禁煙を勧めた
  7. ちなみに喫煙を行うと心臓が下へ下がり長くなる、更に横隔膜と膜を介して接続も考えられるので、可能性として胸式呼吸や伸展活動変化ほかリスクが増加
  8. 梨状筋伸張エクササイズの可能性のひとつとして行ったのも効果してたのかもしれない(梨状筋症候群併発)

 

 

 

コンディショニング

  1. 胸椎伸展エクササイズ
  2. 胸式呼吸
  3. 今後の施術(メンテナンス)のご案内

 

 

備考

 

今回の症例は神経症状も含め今後も器質的に再発が起こりやすい、なのでこのまま1か月1回周期で経過観察のご提案を行う。

 

今回まで通して読んで頂けると、症例の経過が分かりご参考頂けると思い書きました、少しでもクライアント様が良くなりますよう今後も邁進したいと思います。