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1か月位前の寝こみからの身体の痛み 50代 女性 店内販売

気になるところ

 

腰・背中・肩が痛い(左から気になる順にカルテへ書かれました)

 

今回は特に腰痛が酷く、うつ伏せや寝返りなどの動作痛が酷いとの事で、そこから仮説と検証をして行く

 

問診を行うと

1か月前に寝込んで以降この症状が出て、今回は特に日常生活でも動作痛が酷く感じたので来院した

中学校の時から肩コリが酷い、学生時代は吹奏楽部(非活動的)

ぎっくり腰の様な安静痛や炎症感は無い

とにかく動作痛が酷く、姿勢が猫背今更ではなく学生時代の管楽器?(呼気で演奏)→胸郭を絞り背中丸める

寝て安静だと全く痛みを感じない(重力方向を変えると痛みは無い

時折こむら返しが来る(特に左足)→荷重の集中?

 

 

 

仮説と検証

 

1)姿勢評価

前額面:胸郭左回旋 右肩甲骨外転下制(前鋸筋過緊張)

 

矢状面:前方頭位 胸椎屈曲 骨盤後傾 姿勢制御を足関節中心に行っている

 

2)動的評価

屈曲:(+)胸椎主導

伸展:(+)腰椎主導

いずれの動作も動きが少なく痛みを誘発

回旋:(+)体幹右回旋出来ない

 

他評価

左臀部と下肢後面が異常に緊張していて、圧迫痛もある

胸部th-3-6(第3-6胸椎辺りの盛り上がりと押圧すると抵抗感が大きい

寝ると痛みから解放される(姿勢痛)

頸椎後面も過緊張

腰部左側の盛り上がり(腰背部の姿勢維持のための過作用?)

 

上記の事から

胸椎屈曲→重心が支持基底面前方

胸郭左回旋と合わせると荷重が左側(臀部ー足部)へ掛かり過緊張も頷ける

→右肩甲骨外転下制→右前鋸筋過緊張からrib2(第2肋骨)辺りを下制させてしまう為、胸郭の左変位を起こしている

 

骨盤後傾はコアスタビリティの低下→多裂筋+腸腰筋作用低下→体幹を起こすのに脊柱起立筋を過作用→遠心性収縮出来ない+回旋運動の制限→動作の度に痛みを誘発してしまう

 

 

 

 

 

コンディショニング

 

1)アイシング20分→痛みの炎症度合いを含めて行って見た→あまり効果なかったのか?不明

 

2)上部胸椎伸展エクササイズ

 

3)前鋸筋リリースにて胸郭の左変位修正

 

4)胸式呼吸を使いコアスタビリティ向上エクササイズ

 

5)脊柱起立筋(胸部)リリース

 

 

 

備考

 

術後NRS8→2-1程度になったとの事でした。

とにかくうつ伏せに寝る動作など、ご自宅では出来なかった動作が痛み無く行えたとの事を喜んで頂けて幸いです。

 

7日後経過観察を行い、背部ほか肩こりも同様に好転を目指したいと考えます。