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部活(野球)をしたら腰が痛い 男子中学3年 野球部

気になるところ


腰痛


1)動作痛
伸展動作で痛い

 

2)運動痛
野球で痛い、打席に立ちバットを振る際に痛い

 

3)練習後の痛み
練習後に痛みや違和感を覚えるが、逆に練習しないとその痛みが減少する。

 

実はこの選手は外野手だったが、投球フォームが肘下がりで2020年8月にご来院し、当院がコンディショニングした経緯がある。

 

その際にも、バッティングフォームの構えがおかしく「お尻をぷりっ」と後方へ突き出し、腰を過伸展させるような格好が気になり、実際にも当時から腰痛は存在していた。

 

 

 

 

 

 

仮説と検証


1)COP(床反力作用点)は外果の前方辺りへ落ち、重心的には問題ないが上半身重心をそのまま床面へ落とすとそれより前方に来ている。

 

その姿勢制御をどこで行っているのか?

 

ここを明確にし、上半身重心と下半身重心を繋げて身体重心位置をCOPの直上に置きたい。

 

2)多々の確認を行う中で、下肢の動作代償を打ち消した「座位での前屈」がとても苦手、つまり胸椎だけの屈曲しかできない事が判明。

 

3)座位前屈動作をして貰い、目視確認でも腰椎が直立しか出来ず、奇麗なアーチを描いての屈曲姿勢の協調を行わない事が判明

 

4)その理由として、トレーニングの中で背筋を異常に鍛え、立位や座位の保持姿勢を行う際も背部アウターに依存している、特に脊柱起立筋の過緊張が際立つ。

 

その事で椎間板の内圧も上昇し、今後の悪化懸念もあるのでここで修正を掛けておきたい、その旨を親御さんにお伝えした。

 

5)4の起立筋過緊張の検証として、遠心性収縮を試みた
座位姿勢にて骨盤後傾をしてもらうと、仙椎辺りから腰部の痛みが起こる事が判明、その事からも起立筋は過緊張していて、伸ばされることを嫌う事が分かった。

 

 

 

 

 

 

コンディショニング


1)座位前屈エクササイズからの腰椎屈曲誘導

 

2)鏡を見てのボディイメージ変換

 

 

 

 

 

 

備考


コンディショニング後に姿勢確認(矢状面:横から)すると、お尻の突き出し姿勢が僅かに好転した。


この事実も親御さんにお見せしながら、今後月1回はご来院頂き長きに渡る問題点を解決した方が良いとお伝えした。

 

今後、高校へ進学されても野球をやりたい!このお気持ちへ寄り添う事がお手伝い出来ればと考えます。