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変形性股関節症で専門医に置換術を勧められても怖い11  50代 女性

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変形性股関節症で専門医に置換術を勧められても怖い10  50代 女性

 

 

気になるところ


右股関節臼蓋形成不全経過
左側THA経過良好、以降右側の経過からどこまでご自身の肉体で生活できるのか?そのケアを、股関節安定化機構の強化を当院がお手伝いしながらと言う事でした。

 

 

 

 

 

 

仮説と検証


1)最近右股関節の調子が悪く歩行痛、特に階段上りに痛みが有る→股関節不安定姿勢+安定化機構の限界(腸腰筋+内閉鎖筋の骨頭を臼蓋へ押し付ける機構)

 

2)数か月前(昨年12月左置換術後)は右股関節に痛みがある日、そうで無い日が入り混じった感じであったが、最近は痛みの日が多くなった→不安定な日が多くなる→先行きは無い

 

3)ご来院の日数間隔が短く、だんだん回数も増加→悪化からメンテは今後効果を出さない

 

4)今後の回復が病態からして右股関節臼蓋形成不全の好転見込みがほぼ無い

 

 

 

 

 

 

コンディショニング


1)上記の事から、専門医へ右側の置換術の相談を行うようにアドバイス

 

2)ご本人様も、今後の生活を考えると今のうち(実母さまの健康状態安定→今のうちに動ける身体になりたい)と言う事でした

 

3)結果、11月に右THAを行う事が決定、それまで緩和ケアをお手伝いする事にしました

 

 

 

 

 

 

備考


セラピストはあくまでもお手伝いしかできない自然の前では無力です、傷ひとつヒトの力では修復出来ないと思います。

 

そうしてクライアント様がどのようになりたいのか?そこを見極めて早期に手を打つ事をお勧めするのも仕事だと考えます。

 

良く巷でも「この痛みにはこうしたら良い」など、本当の原因を余り考えないでSNSムービーなど拡散されといるようにも気がします。

もし、今回のようなケースでそのようなムービー依存であれば、長期に渡り踏ん切りもつかず、痛みを抱えて過ごす日が多くなり「生活の質」も落ちてしまうと思います。